新戦力が存在感を発揮だ。バレーボール女子のネーションズリーグ(VNL)1次リーグ第3週千葉大会2日目(10日、千葉ポートアリーナ)、世界ランキング5位の日本は同34位の韓国に3―0で快勝。日韓戦で節目の100勝目を挙げ、通算成績を8勝2敗とした。チーム最年少の秋本美空(18=姫路)は代表初スタメンを果たし、チーム3位の11得点をマーク。新たな一歩を踏み出した次世代エース候補は無限の可能性を秘めている。
試合前の段階で決勝ラウンド(23日開幕、ポーランド)進出を決めた日本は、2012年ロンドン五輪銅メダルの大友愛さんを母に持つ秋本を先発で起用。「そんなに緊張しなかった」と強烈なスパイクと185センチの高さを生かしたブロックなどで2桁得点を挙げ、勝利に大きく貢献した。試合後には「自分ができる精いっぱいのプレーを出そうと思った。練習してきたことをこの試合で出したので、それはすごいよかった」と安堵の表情を浮かべた。
24年はVNLで準優勝するも、パリ五輪は1勝2敗で1次リーグ敗退に終わった。28年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得を目指す上で、フェルハト・アクバシュ監督は「勝利と若手の育成」の両面に着手。秋本などにはどんな状況でも強く打ち切ることを求めているという。
秋本はかつての取材で「トスが合わない時も『パワー、パワー』と言われる」と苦笑いしながらも「いいトスが来る方が少ないと思うので、悪いトスを決め切るのが世界に通用する選手だと思うので、パワーをつけてアグレッシブなスパイクを打っていきたい」と前向きにとらえている。SVリーグの姫路に加入後は筋力トレーニングも本格的に解禁。「高校時代は自重トレーニングを中心にやっていたけど、やっぱりパワーをつけないといけない。スクワットは自分の体重の2倍上げろと言われている」と体づくりにも励んでいるという。
東京・共栄学園3年時にはエースとして全国高校選手権(春高バレー)を制してMVPを獲得。鳴り物入りで次なる世界に飛び込んだが、まだまだ心技体で伸びしろたっぷりだ。「(石川)真佑さんとかみたいにラリーを取りきることがなかなかできなかった。もっと自分が成長していかなきゃいけない」。頼れる主将の背中を追いかける若武者がチームの未来を明るく照らす。












