自民党が今夏の参院選比例代表に擁立した斉藤里恵氏が24日、党本部で野田聖子衆院議員と出馬会見を開いた。
斉藤氏はシングルマザーで一児の母親。1歳の時に病気で聴力を完全に失った。銀座の高級クラブ勤務時に筆談を生かした接客で「筆談ホステス」として話題になり、書籍やドラマ化されたこともある。その後、東京都北区議会議員を経た後、立憲民主党の都議会議員を1期務めた。
今回、自民党から国政進出を目指すことに斉藤氏は「私は障害を持つ当事者の視点か、今の政治には不可欠であると考えます。加齢により、誰もがなんらかの衰えや障害を抱えるなかで、誰が想像力を持って『誰ひとり取り残さない未来』を描いていけるのか。それは日常から社会的な障壁や障がいの視野を持っている私たちが描ける未来なのだと信じています。その思いから、私は聴覚障がいを持つ初めての国会議員を目指して立ち上がる決意をしました」と意気込みを語った。
選挙戦はどう戦うのか。地縁のある東京都を中心に戦うか、それとも全国津々うらうらの選挙区をかけ回るのか。
「〝顔が見える〟選挙を心がけています。全国比例区なのでSNSや手話動画を活用して全国の方と双方向でつながる選挙で、各地域のろうあ団体や子育て支援、女性支援、地方の自治体団体と連携していきながら、自分の足で全国各地をまわりたいと思っています」(斉藤氏)
斉藤氏は2019年、立憲民主党の参院選比例代表として出馬した際には2万3002票で落選。当落のボーダーは12万票前後と言われており、大きな上積みがなければ苦戦も予想される。
「(前回は)私の思いというよりは、皆さんの思いにこたえる形で立候補していました。今回は自分の心の声に従って、自分の意志で立候補した。今回は15万票を目標にしておりまして、これから全国を駆けまわっていきたいと思っています」
野田氏は斉藤氏が目標獲得票数を15万票としたことに「理恵さんがいまそう言ったので、そこを目標にして」とエールを送った。












