レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)3日目(21日、東京体育館)、パリ五輪レスリング男子グレコローマン77キロ級王者の日下尚(24=マルハン北日本)が実力を発揮して決勝に駒を進めた。

 今月6日の報道陣向けのオンライン取材では「圧倒的強さを見せつけたい」と予告。この日は準決勝で失点を許したものの、2試合とも大量得点で決勝進出を決めた。

 日下は準決勝後に「(他の選手が)自分の手の内も全部知っている狭い世界で、日本人選手と海外選手の(自分への)対策度が全然違う」と話し、2年ぶりとなる国内大会の難しさを実感。それでも、今大会は「あくまで通過点」と位置づけているだけに「海外選手を倒すことが目標なので、しっかりここは勝って海外選手に向けてやりたい」と世界を見据えた。

 大会2日目(20日)に行われたグレコローマン82キロ級で優勝した吉田泰造(19=日体大)は同じ香川出身で、大学の後輩。「香川だけでなく、日本に日下・吉田旋風を巻き起こしたい」と意気込んだ。

 22日の決勝は昨年12月の天皇杯全日本選手権を制した桜庭功大(28=自衛隊)と戦う。