男子テニス元世界ランキング4位の錦織圭(35)の〝迅速な判断〟に対し、専門家から好意的な声が上がっている。

 錦織は2020年に元モデルの山内舞さん(旧芸名・観月あこ)と結婚。2児の父でもあるが、18日に「文春オンライン」が不倫疑惑を報じた。19日には所属事務所を通じて「私の不誠実な行動により、私を応援してくださるみなさま、テニスファン、テニス協会、スポンサーをはじめとする関係者のみなさまに不快感を与え、ご心配、ご迷惑をおかけしていることを深くおわびいたします」などと謝罪した。

 この錦織の対応を危機管理コミュニケーションに詳しい東北大学特任教授の増沢隆太氏が分析。取材に「特に日本においてはアスリートに能力プラス人格みたいなものを求める傾向がある。それはスポンサードの問題が関係していて、このような不倫疑惑が出た際はビジネスを継続する上で謝罪するケースが多い」と語った。

錦織の試合を観戦する妻の山内舞さん
錦織の試合を観戦する妻の山内舞さん

 ただ、錦織は米フォーブス誌が発表した2016年版スポーツ長者番付において、3350万ドル(当時約36億円)で日本勢最高の29位に入るなど、日本人アスリートの中でもトップクラスの収入を誇ったこともある。それだけに増沢氏は「錦織さんの立ち位置的にはそこまでスポンサードを意識しなくてもいいだろうし、徹底的に無視する態度も取れたのでは」としながらも「素直におわびをされていたので、そういうお人柄なのだろうと思う」と一定の評価を下した。

 今後について錦織は「テニス競技に集中し、結果を出すことによってみなさまの信頼を取り戻せるように精進いたします」としたが、スポンサーはどのような決断を下すのだろうか。