レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)2日目(20日、東京体育館)、男子グレコローマン82キロ級決勝で吉田泰造(19=日体大)が掛川零恩(20=早大)に11―6で逆転勝利し、大会2連覇を果たした。
吉田は昨年のアジア選手権を日本男子史上最年少で優勝。パリ五輪同77キロ級金メダリストの日下尚(24=マルハン北日本)と同郷で、中高大も同じ。日下と同じく相撲経験があり、プレースタイルにも取り入れている。
予選は無失点で終えたが、決勝では序盤から掛川のローリングで4点を先制される。負けじとステップアウトで得点を重ねていき、残り45秒で逆転。王者の意地を見せつけた。
試合後「差して押す」がセオリーだという吉田は「差したところで止められて、その先の技が出なかったと思った」と振り返った。しかし「最初から負けるとは1ミリも思っていなかった」と自信も感じ「後半相手の息切れを感じ、体力で勝つことができた」と余力を残して勝利した。
今大会で吉田は世界選手権(9月、クロアチア)出場の切符を手にした。昨年のアジア選手権優勝後から「海外の選手から目を付けられるようになった」と海外選手にも警戒されている。しかし「出るからにはもちろん優勝」と、闘志をみなぎらせた。












