国民民主党の榛葉賀津也幹事長は20日に国会内で会見。今夏の参院選比例代表に擁立が予定されている元格闘家・須藤元気氏のワクチン発言について言及した。

 須藤氏は過去に自身のX(旧ツイッター)で「もういい加減ワクチン接種を進める理由はないでしょ」と投稿。これが同党と主張とは異なる立場の考えを示したとして、ネット上で物議をかもしていた。玉木雄一郎代表はこうした状況を受け、須藤氏の説明する機会を設けることを表明。自身も同席する方針だ。

 報道陣たちは須藤氏の会見日時は「東京都議会選挙(22日投開票)終了後ではないか…」と見ている。いずれにせよ、須藤氏がワクチンの知見や信頼性について疑問を呈する発言を過去に行ったことで「現在はどういう考えなのか」と注目を集めている。

 榛葉氏は「先日も須藤さんと話して専門家の方やわが党のドクター、玉木さんともいろんな会話をされたようです。須藤さんも大変、素直に勉強をされて誤解があった発言については反省され、彼が(Xで)おっしゃったのは、コロナで彼の高校の同級生が、長らく親友だった方が、ワクチン接種後にお亡くなりになって、そういうこともあり、いろんな思いが彼の中にあったようだ」と明かした。

 その上で「実際にそういう方もいらっしゃると思います。公衆衛生の政治の中で、これは一番難しい点です。多くの方々を救うためにワクチンは当然大事だが、いくらかは弊害というものはあります」とワクチンの性質に触れた。

 現在、須藤氏は猛暑の中、同党から都議選に立候補した候補者たちの応援で、都内各地を自転車で駆け回っている。

 榛葉氏は「須藤さんはこれを機にさまざまなことを学ばれ、大変腹に落ちたというか、彼の友達を思う情の部分と、政策としてのワクチンの大切さについて、彼の中では〝腹落ち〟していると思います。それを含めて、何らかの形で情報発信をするんだろうと思います」と語った。