米ノースカロライナ州の元銀行員が、上司がイスにチャッキーの人形を置いたため、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になったとして、銀行を訴えた。米誌ピープルが18日、報じた。

 ノースカロライナ州東部地区連邦地方裁判所に5月21日に提出された訴状によると、デブラ・ジョーンズさんは2024年4月にノースカロライナ州ロッキーマウントのトゥルーイスト銀行で働き始めたという。

 ジョーンズさんは、人形に対する極度の恐怖症、重度のうつ病、全般性不安障害と診断されていた。さらに雇用主もジョーンズさんがこれらの疾患を抱えていることを知っていた。ジョーンズさんは訴状の中で「障害を持つという理由で差別と報復を受けた」と主張した。

 訴状では、2024年6月の新人研修の最終週に起きた出来事を詳述している。ジョーンズさんの上司が、ホラー映画「チャイルド・プレイ」シリーズに出てくる〝人を殺す人形〟チャッキーの等身大人形を、オフィスのイスに置いたと主張している。

 上司はジョーンズさんの恐怖症やその他の症状を知っていたため、そもそもこのいたずらを思いついたという。訴状で言及されているチャッキーとの遭遇がキャリアを台無しにしたとジョーンズさんは言う。

 ジョーンズさんはPTSDを発症し、8週間の病気休暇を取った。職場復帰後も、治療のため、週3回早退していた。

 訴状によると、会社は3月にジョーンズさんを解雇し、「不安や感情的な問題を業績不振の言い訳にし続けることはできない」と主張した。

 損害賠償の請求額は明らかにされていない。