WWE殿堂者の〝怪物〟ゴールドバーグが電撃復活。58歳になった超人類が、世界ヘビー級王者グンター(37)に挑戦することになった。

 NFL選手から1997年にWCWでプロレスデビュー。連勝街道をばく進してスーパースターとなった。WWEがWCWを買収した後は2003年からWWEに参戦し、ザ・ロック、トリプルH、ブロック・レスナーらと夢の対決を実現させた。

 その後は10年以上WWEを離れたが、16年に復帰した。18年にWWE殿堂入りを果たすと、20年には53歳で最高峰のユニバーサル王座を戴冠。ローマン・レインズやドリュー・マッキンタイアらトップ級とも渡り合い、衰えぬ怪物ぶりを見せつけていた。

 16日(日本時間17日)のロウ(ウィスコンシン州グリーンベイ)では、先週ジェイ・ウーソから世界ヘビー級王座を奪回したばかりのグンターがリングに上がった。ゴールバーグと縁の深いジョージア州アトランタで開催された昨年10月のPLE「バッドブラッド」では、観戦に来ていたゴールバーグと息子のゲイジさんを侮辱。怒りのゴーバーと一触即発の事態が起きていた。

 新世界王者はマイクでゴールバーグ戦を否定すると、自身にいつでもどこでも挑戦できる権利を持つMITB覇者のセス・ロリンズに「もう時間を無駄にするな」と、キャッシュイン(挑戦権行使)を呼びかけた。その時だ。勇壮なテーマ曲が鳴って、ゴールドバーグが登場。観衆もかつてと同じように「ゴーバー! ゴーバー!」の大チャントで58歳の怪物を迎え入れた。

 殿堂者は貫禄たっぷりのマイクで「落ち着け」といい、世界王座を奪回したグンターを祝福した。その上で昨年12月「バッドブラッド」でのトラブルに言及。「俺はアトランタでケリをつける。7月12日の『サタデー・ナイト・メインイベント』。お前は俺の獲物。次はお前だ!」と、決めゼリフで挑戦状を突きつけた。

 これにより、7月12日(日本時間13日)にアトランタで開催される「サタデーナイツ・メインイベント」で、王者グンターvsゴールドバークの世界ヘビー級王座戦が緊急決定した。年内で引退することを表明している怪物が、見た目は地味だがめちゃくちゃ強い王者を相手に、58歳で再び奇跡を起こすのか。それとも、これがラストマッチとなるのか。注目の大一番となった。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。