精神科医でベストセラー本「80歳の壁」で知られる和田秀樹氏が参院選に挑戦する。といっても本人は立候補せず、政治団体「幸齢(こうれい)党」を設立し候補者を擁立するというのだ。政策の一つである「性表現の規制緩和により、高齢者が元気になる社会を目指します」とはどういうことか。また、〝コメ担当大臣〟小泉進次郎農相の評価を和田氏に直撃した。
和田氏は「幸齢党宣言」(幻冬舎)を出版したばかり。党首に就任した和田氏は「『無駄な薬を減らしたい』『高齢者を元気にしたい』という2つの目標をもって政党を立ち上げました」と、現状の政治に不満があると訴えた。
参院選には比例代表の候補者を擁立する予定で、今のところは医療ライターなど5人が決定。候補者は10人を集めないと比例に出馬できない制度になっており候補者探しを続行中。和田氏本人は事情があり、今回の出馬は見送る。
同党の基本方針は、著書「幸齢党宣言」にある「人間を全身から診られる総合診療医を育成します」「国家予算で、薬を減らす研究をします」「年齢差別禁止法を制定し、施行します」「性表現の規制緩和により、高齢者が元気になる社会を目指します」など10の提言だ。
気になるのは「性表現の規制緩和」だろう。これはモザイク撤廃のことを意味しているのか。和田氏に真意を直撃すると、「そうです。今の法律って『いたずらに性欲を刺激させる』と書いてあって、性器や性交を見せてはいけないとは書いてない。(無修正が一般的な)欧米人はいたずらに性欲が刺激されないのに日本人だけは刺激されるって裁判官たちが勝手な判決を出しているんです」と明かした。
政治ならモザイク撤廃できるのか。「僕は刑法175条に『ただし、日本人だけが欧米人と比べて異常に性欲に刺激されるという判決を出してはならない』という項目をつけるべきだと思う。(モザイク撤廃すれば)高齢者も元気になる」と主張した。
一方、政界の話題の中心はコメ問題だ。高齢者にとってもコメの高騰化は心配だろう。
「古古米を食べるのが当たり前の国民になると危険。古古米でもうまいと思う人はカリフォルニア米でもうまいと思う。そうなると日本の農業はヤバい。だから、年収がいくら以下の人にはおコメ券を配って、それ以外の人は高くても農家を応援するために(古古米以外を)買うよというのがいい。これは党というより私個人の意見です」と述べた。
となると、小泉氏への評価も高くない。「ああいう形で安いコメを食うのが当たり前みたいな、安けりゃ古古米でいいやと推奨することは日本の農業のためにも賛成できない。高齢者って食べる量は減ってくる。だから、その代わりにおいしいコメを食べようよというのが本筋でしょう」
元気な高齢者が日本の起爆剤となるか。












