〝UFO捜査官〟はトランプ政権で機密情報を減らすことを望んでいる。米国防総省の「全領域異常解決局(AARO)」のジョン・コスロスキ局長は「積極的なデータ収集と迅速な事件解決」を誓った。米ABCニュースが4日、報じた。
UFOを含む未確認異常現象(UAP)の目撃については長年にもわたって秘密主義や隠蔽、機密情報扱いが続いてきたが、数百件の未解決事件を調査している捜査官らは、第2次トランプ政権は透明性の転換点となる可能性があるという。
UAP調査を主導するタスクフォースであるAAROのコスロスキ氏は「できる限り多くの証拠を明らかにしようとしている。捜査に関連する現在機密扱いとなっている資料をさらに公開する取り組みについて、当局は人員を追加で雇用し、自動セキュリティー検査ソフトウェアに投資している」と述べた。
米議会は2022年に、軍事作戦と国家安全保障への潜在的な脅威を軽減することに重点を置いて、空中、宇宙空間、水中の謎の物体を検出、識別、および帰属するためにAAROを設立した。
国防総省はこれまでに1800件以上の事例を調査しており、入手可能なデータの包括的な検討に基づき、その大半は風船、ドローン、残骸、または動物による可能性が高いと結論づけている。
コスロスキ氏によると、厳密な証拠分析を行った後でも「数十件」の事例が依然として異常事態として残っているという。軍人や一般市民から毎月、新たな異常事態の報告が寄せられ続けている。
「これは潜在的な問題であり、国家安全保障上の問題であり、飛行の安全性に関わる問題です。政権は、原因究明に向けて全面的な支援をしてくれているようです」とコスロスキ氏。
トランプ大統領はUFO懐疑論者として知られている。一方で、政府のあらゆる機密にアクセスできるトランプ氏は、地球外生命体や異常な技術的能力について、これまで明らかにされた以上の情報が存在する可能性を示唆したことがある。2020年の大統領選中に「私が知っていることについては話さないが、とても興味深いことだ。しかし、ロズウェルは非常に興味深い場所で、何が起こっているのかを知りたいと思っている人がたくさんいる」と話した。
そんなトランプ氏は再選以来、政府全体にわたる「徹底的な透明性」を誓ってきた。
そして、コスロスキ氏は徹底的な調査の公開を加速させ、注目を集めたいくつかの事件について、技術的・情報的分析の詳細を記した解決報告書を公表した。その上で、コスロスキ氏は「政府の調査、学術機関が後援する研究、または公式の調査委員会が、UAPの目撃が地球外技術を表していることを確認したという証拠はない。それは真実だ」と述べた。
陰謀論者やUFOマニアの間では、政府が宇宙船や宇宙人を回収し、保管しているというウワサがある。コスロスキ氏は「いかなる主張も確認できていない。しかし、非人間的知性の存在を示す可能性のある発見があれば、公表するよう働きかける」と約束した。












