立ち技格闘技イベント「K-1 BEYOND」(31日、横浜BUNTAI)での「K-1スーパーフェザー級王座決定トーナメント」リザーブファイトで、反乱軍「リベリオン」を率いるレオナ・ペタス(33)が天野颯大(21)に圧巻のKO勝ちをあげた。

 レオナの1年半ぶり復帰戦で注目度の高かった一戦は、前日の計量でまさかの暗雲が立ち込めた。なんと対戦する天野が契約体重60キロを大きく上回る62.2キロでクリアならず。本来のK-1の規定では2キロを超える超過は即失格となるだけに、レオナは直後の会見で激高。この試合限りでの天野のK-1追放と、当日の戻し体重を63キロと定めた上での試合の開催を提案していた。

 その後の協議を受けて、レオナの主張していた63キロではなく当日午前11時に65キロで再計量を実施。これをクリアすれば天野が減点2でスタートし、トーナメントのリザーバー権はレオナにのみ与えられる形で試合が行われることになった。

 試合は序盤からレオナが天野を圧倒し、的確な攻撃をヒットさせていく。右のパンチで2度のダウンを奪い、1ラウンド2分16秒でKO勝利を手にした。

 1年半ぶりの復帰戦で見事なKO勝利を飾ったレオナは「僕の試合はただの制裁マッチ。ここから60キロのトーナメントやタイトルマッチもあるので楽しんでいってください」と話し、歓声を浴びた。

 その後、インタビュースペースでレオナは「絶対勝たなきゃいけない試合だったんで。(相手の)印象が分かる前に終わっちゃった感じですね」と感想を口にする。契約体重については、天野陣営が〝63キロでは試合をしない〟と主張したために譲歩せざるを得ず、65キロになったと暴露して「やらないっていう選択肢はないし、できなかったので受けました。それが昨日の23時。ハッキリ言ったら、僕の方がやるやらないで、メンタルを作るのも大変でした」と明かした。

 さらに、その計量にも天野は2分遅刻してきたとして「その時点でアウトでしょう。それでパンツを履いて体重計に乗って65.05(キロ)。50グラムオーバーだから『パンツ脱いでもいいですか』って言うからそんなの誤差だし、どうでもいいと。試合したかったんで、もういいよと」とまさかの告白。

 その上で「僕を信じるか、K-1の宮田を信じるかはあなた次第です」と笑み。その上で「真面目なヤツが報われる格闘技界にしていきたいです」と語気を強めるのだった。