スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)はステップアップできるか。イングランドやドイツなどの欧州ビッグクラブから獲得への興味が報じられている久保は、ドイツの大手事務所「Sports360」に代理人を変更し〝移籍準備〟を整えた。ただ今季はRソシエダード加入後、最低記録となる5得点と結果を残せなかったことが、ビッグクラブ移籍の大きな障害になるという。
久保をめぐってはイングランド・プレミアリーグの名門リバプールやアーセナル、ドイツ1部の強豪バイエルン・ミュンヘン、フランス1部パリ・サンジェルマンなど多くのクラブが獲得への興味を持っていると欧州各メディアが報じている。そうした中で代理人を変更し、大手事務所と契約した。
これにスペインメディア「DESMARQUE」は「日本人は重要な決断を下した。これは夏の移籍を見越した一歩となる」と報道。同メディア「デフェンサ・セントラル」も「久保が来季どのチームでプレーするかはまだ不明だが、Rソシエダードでもう1シーズン過ごすことは難しいだろう」と指摘するなど、周囲から今夏の移籍実現を見据えた布石とみられているのは間違いない。
ただ、久保が今夏に新天地を見つけられるかは微妙な情勢だ。ある選手代理人は「久保君を欲しいという欧州クラブはあるんだろうけど、いまひとつ物足りない結果(今季リーグ5得点)だから。ビッグクラブともなれば、その辺りが移籍の障害になる可能性はあるんじゃないかな」と指摘した。
久保は2月23日のレガネス戦で5点目をマークして以降、約3か月もゴールなし。2022年夏にRソシエダードに移籍して以降、過去最低のゴール数。これまでシーズン2桁得点を目標に掲げていたが、加入3年目にして伸び悩んだ。元日本代表FW三浦知良(58=JFL鈴鹿)の代理人を務めた田路雅朗氏もかつて「ビッグクラブに行けるのは各国リーグでトップ級の結果を残した選手」と話していたように難しい見通しといえる。
また成績の低下とともに、問題となりそうなのは移籍金だ。Rソシエダードは久保の移籍金(契約解除金)を6000万ユーロ(約97億8000万円)に設定。ビッグクラブ移籍が厳しい現状の中、中堅以下のクラブが支払えるかは微妙な情勢といえる。
今季に望むような結果を出せなかった久保はステップアップを果たせるか。欧州各国リーグも終了し、移籍市場が本格化していく中で、今後の動向が注目される。












