卓球の世界選手権個人戦(カタール・ドーハ)の全日程が終了し、中国メディア「捜狐」が王国の現在地を分析している。

 今大会の中国は女子シングルスの孫穎莎、男子シングルスの王楚欽、混合ダブルスの孫穎莎、女子ダブルスの王曼昱、蒯曼組が金メダルを獲得。王国の強さを示した一方で男子ダブルスは50年ぶりにメダルなしに終わるなど、苦戦を強いられる場面も目立った。同メディアは「今回の世選手権で中国チームが海外勢に合計9試合負けたことに注目しないといけない」と語気を強める。

 特にロサンゼルス五輪で復活した男子ダブルスの失態に着目。「ロサンゼルス五輪の卓球競技には大きな変更がある。男子ダブルスと女子ダブルスが再び五輪に採用されるので、今回の世界選手権の結果から判断すると、中国チームが今度の五輪で混合ダブルスと女子シングルス以外で競争力を維持したいのであれば、まだ課題が多く残っている」と報じた。

 さらに「今の選手層や若手の成長度から見ても中国チームは今季男子ダブルスと女子ダブルスの表彰台を長期間独占できるほどの力はない。世界選手権は新しい五輪サイクルにおける中国チームの最初の大きな試金石となった。最終解答は完璧ではなかった」と糾弾した。

 ロサンゼルス五輪までは約3年。「中国チームがロサンゼルス五輪でできるだけ多くの金メダルを獲得したいのであれば、新旧の選手の交代に対して、長い苦しみの期間を耐えなければならないのは明らか」と締めくくった。

 中国卓球界の現状は日本にとって大きなチャンス。ロサンゼルス五輪に向けて王国の危機感は高まっているようだ。