20日、千葉県船橋市のアパートで女性2人を人質にとって立てこもっていた和田敢士容疑者(31)が監禁の現行犯で逮捕された。
事件が明らかになったのは20日午前6時45分頃に和田容疑者の兄から寄せられた「包丁を持って立てこもっている」という110番通報。和田容疑者が人質に取っていたのは自身の母親(59)と妹(27)だった。部屋に灯油をまいたという情報もあり、千葉県警は100人体制で対応にあたり消防も出動するなど住宅や畑が点在する、のどかな街は騒然となった。
事件発生当初、警察が和田容疑者と電話でやり取りし、説得しようとしたが「警察が立ち去らないと殺すぞ」と要求。こう着状態が続いたが、通報から約7時間経過した午後1時25分頃に捜査員がアパートに突入し、和田容疑者を確保した。その際に和田容疑者は「降参します」と言って自らドアを開け逮捕に応じたという。長髪に無精ひげの和田容疑者は捜査員に囲まれ、連行された。人質となっていた母親と妹は無事に保護されケガはなかった。
県警の調べによると和田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めたうえで、動機については「リビングで音楽を聴いていたことを母親に注意され怒りを覚えた。家族全員を殺そうと思った」と供述しているという。
事件現場は2階建ての木造アパート。運送会社の寮として利用され、空き部屋を会社関係者以外にも貸し出していた。和田容疑者は母、兄、妹の家族4人で生活をしていた。同じアパートの住人によると「3~4年前に引っ越してきた。引っ越しのあいさつをしてきたぐらい」とあまり接点はなかったようだ。
なぜ親子ゲンカが立てこもり事件にまで発展したのか。事件の全容解明が待たれる。












