日本時間8日夜に発表されたラグビー「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」のメンバー38人で、ウェールズからの選出はわずか2人にとどまった。ライオンズは6~8月、オーストラリアに遠征。テストマッチ17連敗中のウェールズは7月に来日して日本代表と2試合対戦するだけに、ライオンズ入りのメンバーがどうなるか注目されていた。
英3協会とアイルランドの選手で4年に一度結成され、南半球に遠征するライオンズ。今回ウェールズから選ばれたのは主将でフランカーのジャック・モーガンとスクラムハーフのトモス・ウィリアムズ。ウェールズは7月5日(北九州)と12日(神戸)に日本と対戦するが、この2人はメンバーから外れることになる。
ウェールズは一昨年のW杯で8強に進出したものの、同大会の準々決勝アルゼンチン戦からテストマッチでの勝ち星がない。世界ランキングも12位まで転落。13位の日本には勝機がふくらむ状況な一方、ウェールズも連敗脱出をかけて死に物狂いで臨んでくる。
主将を欠くのは痛いところだが、今年の6か国対抗で活躍したフルバックのブレア・マレーとセンターのベン・トーマスらはライオンズから漏れたことで来日メンバーの攻撃の核と期待されそうだ。トーマスは同大会で計3トライ。昨秋代表デビューの23歳・マレーは俊敏かつ才気あふれるランニングで驚きを呼んだ。ライオンズに取られていたら、ウェールズ代表には〝痛手〟となったかもしれない。
海外報道によると、ウェールズからライオンズ2人は戦後最少。もっとも、現状から「驚きはほとんどない」との記述もみられる。ウェールズ協会のSNSには、ファンからの「2人だけだったことは喜ばしい。日本ツアーに集中しよう」「同感。最強チームを日本に送り込もう」「ウェールズの方が大事だ」などと少ない選出をプラスに考えるコメントも書き込まれている。
日本がスコットランドとウェールズからそれぞれ初勝利を挙げた1989年と2013年は、いずれもライオンズの遠征と重なっていた。英文ウィキペディアによると、スコットランドは9人、ウェールズは追加招集を含めて16人もがライオンズのオーストラリア遠征に参加していた。13年当時、日本を率いていたのは今回と同じエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチだった。












