卓球男子でパリ五輪代表の戸上隼輔(23=井村屋グループ)が〝推し〟の卒業について胸中を明かした。
世界選手権個人戦(17日開幕、カタール・ドーハ)に臨む代表選手が7日、都内で合宿を公開。ドイツ1部リーグのプレーオフ準決勝を終え、先月下旬に帰国した戸上は「コンディションはすごくいい。この合宿で体の状態も日本に慣れてきて、日本のいい環境に恵まれながら練習ができている。心も体もいい状態」と状態の良さをアピールした。
異国の地で鍛錬を積む一方で、卓球界一のプロレス好きとしても有名。かつての本紙インタビューでは〝制御不能なカリスマ〟内藤哲也の戦いぶりを通じ「あきらめない心を知った」と話すなど、多くの学びを得ていたが、内藤は4日の福岡大会を最後に新日本プロレスのマットに別れを告げた。まさかのニュースに戸上は「急に退団になってしまって、自分の中ではショックだった」と率直な思いを口にした。
さらに、新日本プロレスの棚橋弘至も来年1月4日東京ドーム大会での引退を表明済み。「来年には棚橋選手も引退してしまうので、自分の推し2人がいなくなってしまうという寂しい思い。時期が合えば、必ず見に行きたい」と声を詰まらせた。
ただ、本業に支障をきたすわけにはいかない。世界選手権のシングルスでは、順当に勝ち進めば3回戦で張本智和(トヨタ自動車)との日本人対決が濃厚だ。「まさかというところではあったが、世界卓球でやるのは貴重な経験だし、まずはそこ(3回戦)まで行けるように最低限勝ち上がって、張本選手と当たるところまでは負けない。そして当たった時には必ず勝つという強い気持ちを持って挑みたい」と闘志を燃やした上で「同じ国だけど関係ない。120%の力を出し切って勝ち切りたい」と意気込んだ。
メダル獲得へ、悲しみを力に変えてまずは日本人対決を制したいところだ。












