鷹が緊急事態を乗り越え、最下位を脱した。ソフトバンクは4日のロッテ戦(みずほペイペイ)に5―3の逆転勝ちを収め、初の同一カード3連勝。先月29日から始まった9連戦は3連敗スタートとなったが、きっちり星を取り返した。
試合は先手を奪われる苦しい展開だった。先発の前田純は制球に苦しみ、3回は1イニング3四球。なんとか序盤は得点を許さなかったが、4回のピンチは踏ん張り切れなかった。安打と四球で二死満塁とし、ソトに左超えの2点適時二塁打を献上。この時点で5四球を与え、79球と球数がかさんでいた左腕をベンチはあきらめ、2番手・尾形にスイッチした。
小久保監督は早めの継投について「四球が多くて、攻撃がなかなかリズムに乗りにくい展開だった」と説明。その上で前田純に対し「真っすぐの力が生命線の投手。今日はそれが良かっただけに…。逃げてはいないが、ストライク勝負できていなかった。四隅を突くのではない。真っすぐが落ちたら、こちらが代える。出力が良かっただけに(もったいない)。それははっきりと本人にも伝えた」と苦言を呈した。
前田純の後を受けた尾形が好救援で後続を断つと、スイッチが入ったように攻撃陣が奮起した。2点を追う4回二死から牧原大が中前打で出塁。すぐさま二盗を決めてナインを鼓舞すると、嶺井が左翼席へ1号2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。流れを引き戻すと、5回は野村が2号ソロ。6回に捕逸で同点に追いつかれるも、直後に広瀬が決勝打を放って一進一退の攻防を制した。
この日は試合前練習中に栗原が首痛を訴えて急きょスタメンを外れる緊急事態に見舞われたが、ヒーローは栗原の代役で出場した2年目の広瀬だった。「僕はチームの勝利とかというよりは、まずは自分の地位を確立するっていうところが大事。常にチャンスだと思ってやっています」。若鷹のがむしゃらな姿勢がチームに勝利を呼び込んだ。
ゴールデンウイークの本拠地6連戦を3勝3敗で終えたホークス。地元ファンの前で意地を見せる3連勝だった。












