西武は20日のソフトバンク戦(ベルーナ)に1―3で逆転負け。2年ぶりの5連勝を逃し、9勝9敗の勝率は5割に逆戻りした。
敗れはしたものの、開幕4連敗後は5カード連続で負け越しなし。そのうち4カードで勝ち越しを決め、再建に向けたキャンプからの取り組みも形になりつつある。この日の敗戦の中でも前回の対戦から改善点が見られた。
先発した渡辺勇太朗投手(24)は6日の同カードで敵地・みずほペイペイで対戦し、5回途中8安打8失点。今回も5回9安打3失点で「チームがいい流れで連勝している中、その流れにうまく乗ることができなかった」と反省を口にしたが、元同僚で相手の4番・山川穂高内野手(33)だけは左飛、見逃し三振、捕邪飛と3打数無安打に封じた。
前回の対戦時は、相手が不調だったにもかかわらず、今季1号となる2ランを献上するなど3安打5打点。それが一転して今回の3連戦は計11打数無安打(4奪三振)と眠らせたまま終わらせた。
〝山川封じ〟のカギはどこにあったのか。今カードの全試合でマスクをかぶった古賀悠斗捕手(25)に聞いてみると…。
3回に逆転されてなおも一死二、三塁のピンチで、バッテリーはフルカウントから真ん中へのスライダーで見逃し三振に仕留めた。古賀は「昨日の隅田のインコース(攻め)が後々効いていたのかなとも思いますし、試合の中でも要所でインコースにパチーンと来ていた。それが正解じゃないですけど、いろいろ考えてたりしてます」と打ち明けた。
この打席で渡辺は、山川に投じた6球のうち内角球は1球だけ。この日対戦した3投手が計15球を投げ込んだが、内角球はトータルで2球しかなかった。前日19日に先発した隅田は3度の対戦で12球中8球で内角を攻め、その〝残像〟がこの日の3投手の配球を助けたといえる。
連係プレーで成功した山川攻略。5月5日からの3連戦(ベルーナ)ではどちらに軍配が上がるのか――。












