ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)と5月4日に米ラスベガスで対戦するWBA同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)が〝脱バイト生活〟をもくろんでいる。

 専門メディア「FIGHTMAG」によると、井上戦に向けてカリフォルニア州インディオでトレーニングキャンプを行っているカルデナスは「前回の試合後、マネジャーから電話がかかってきて『井上と戦わないか』と聞かれたんです。こういう機会はめったにないから飛びつかざる得なかった」と語ったという。

 さらに「井上と戦うためにずっと前から精神的な準備をしてきました。勝ち続ければいつか大きな試合ができると分かっていました。そして世界王者に挑戦できるチャンスがめぐってきた」とし「この戦いの重大さを理解している。この瞬間を求めたんだ。だから今はそれを生かさなければならない」と語った。

 またカルデナスは「生活費をかせぐためにLyft、DoorDash、Uberの配車サービスを使い始めました」と告白。いずれもギグワークでアルバイトよりも自由な働き方だ。しかしモンスターとの対戦となればファイトマネーは100万ドル(約1億4500万円)以上になるのは間違いなく、ようやく〝バイト生活〟からも抜け出せるはずだ。

 挑戦者は「世界タイトルを争うのも一つのことだが、絶対王者を目指して戦うのも究極の目標です。今の地位にいるのは私の勤勉さと自信の証明です。ここにたどり着けると確信していた」と語っていた。