F1レッドブルが27日、姉妹チーム・レーシングブルズの角田裕毅(24)を今季第3戦となる日本グランプリ(GP=4月6日決勝)からリアム・ローソン(23)に代わって緊急昇格させることを正式発表した。
今季から昇格したローソンは開幕から大不振のため、レッドブルはわずか2戦で異例のドライバー交代を決定。実力が高く評価された角田の緊急昇格へ舵を切った。
世界中で角田の昇格が大きく報じられる中で、米モータースポーツ専門誌「レーサー」は大々的に特集を組み、期待と不安が入り交じる今後を分析した。
「角田には失うものは何もない。今年はレーシングブルズでの最後の年になる運命だった。レッドブルへの移籍は、彼のキャリアの方向を変える機会であり、長期的にトップチームで地位を確立する可能性もある」と指摘。そして「プレッシャーはかかるが、これは角田にとって人生を一変させるチャンスとなる可能性があり、彼は便利な中団勢からトップランナーへと変身できる可能性がある」と期待を寄せた。
一方で、常勝軍団レッドブルでは重圧もケタ違い。シーズン中の緊急昇格のため、マシンに慣れる時間も限られている。それでも、すぐに結果が求められる。
「角田は、ほとんどの人がF1で最も難しいとみなしているシートに座らされるだけでなく、地元グランプリで、そのマシンの経験もない状態でそれをこなすことになる。これは大きな要求だ。角田がそれにどう対処するかによって、レッドブルでの成功と失敗が決まるかもしれない。角田は、鈴鹿でどちらかに運命が決まる可能性が高い。角田が納得させられなければ、レッドブルはすぐに2026年に向けて代わりを探すことに目を向けるだろう。すぐに納得させなければならない」と同誌は強調。たとえ緊急昇格であっても猶予はなく、結果が出せなければレッドブルは躊躇なく角田を更迭する可能性があると厳しい見通しも示した。
レッドブルへ緊急昇格を果たして鈴鹿へ凱旋という劇的な展開の中で、角田にとってはいきなり今後のレーサー人生を左右する大一番となりそうだ。












