悲願の初優勝へ〝マジック2〟とした。大相撲春場所13日目(21日、大阪府立体育会館)、元大関の幕内高安(35=田子ノ浦)が幕内若元春(31=荒汐)を力強く突き出して11勝目(2敗)。星で並んでいた大関大の里(二所ノ関)が3敗に後退し、単独首位に浮上した。
取組後は「立ち合いも踏み込めたし、どんどん前に出ることができた。本当に気持ちのいい相撲でした。突っ張り返されたけど、止まることなくどんどん突いた。思った通りの攻めでした」と自画自賛。優勝争いについては「こういう状況の中で相撲を取れるのは幸せなことだと思うし〝生きているな〟という感じがする」と充実感を口にした。
これまで何度も優勝争いに加わりながら、最後は涙を飲んできた。そんな〝悲運〟の過去を知るファンも、大きな声援で後押しする。「期待を込めて会場に来てくれていると思うので、声援に応えることができてうれしい。緊張感もありますけど、勝つことが恩返しですから。一生懸命頑張って明日も、明後日も勝ちたい」と残り2日間へ意気込んだ。
14日目(22日)は幕内美ノ海(木瀬)との顔合わせ。高安が勝ち、大の里が関脇大栄翔(追手風)に敗れれば、初優勝が決まる。













