WWEのレジェンドで2025年限りで引退するジョン・シナ(47)が、悪の道に走った胸中を明かした。
1日のエリミネーション・チェンバー戦を制して、プロレスの祭典「レッスルマニア41」(4月19、20日=日本時間20、21日、ラスベガス)で、統一WWE王者のコーディ・ローデスに挑戦することが決定。ところがリング上でコーディと対峙すると、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)の指示のもとで急所蹴り。ロック様、米人気ラッパーのトラビス・スコットとともに暴行し王者を負傷させた。
1月6日のロウでは正義のヒーローとして熱く引退ロードを語っていたシナが、衝撃の悪党転向。それでも世界中を驚かせた〝裏切り〟の理由は語られることはなかった。そうした中、17日(日本時間18日)のロウ(ベルギー・ブリュッセル)に、シナが登場した。会場は異様なほどの大ブーイングに包まれるが、シナはしれっとマイクを持って「25年の間、俺は犠牲者だった。俺は虐待されていたんだ」と闇落ちの理由を語り始めた。
さらなるブーイングには「いつもこれだもんな。俺を傷つけてばかりいやがる。操り人形にしやがって」などと、観衆を毒づいた。さらに「俺はベビーフェースでもなく、ヒールでもない。ただの人間なんだよ。てめえらには苦しめられた。俺がデビューした時、てめえらは俺にブーイングを飛ばした。好かれるために俺は変わった。それでも足らなかった」と〝ワル学博士〟や若き日のエミネムを模したラッパーキャラ時代を振り返る。
さらに圧巻のマイクアピールは続き、観衆の態度が悪の道に走らせたなどとWWEユニバース(ファン)を罵倒。「俺をおもちゃにしてきたんだ。15年間、俺をバカにしやがって。てめえらとは終わりだ」などとド迫力で言ってのけ、観衆からヒートを買った。
ここで、王者コーディが登場。シナの闇落ちを非難すると、「これ(闇落ち)できたら即ぶっ潰す。お前らのリンチは効いていねえ。引退を早めてやる」と、祭典の王座戦で悪のシナを完膚なきままに叩きのめし、12月を待たずに引退に追い込むと宣告した。
これをシナはにらみつけながら聞き、涼しい顔でリングを下りた。シナには何と言っても、ハリウッドの先輩でWWEの親会社・TKOで取締役を務めるロック様の後ろ盾がある。残り1か月、史上最多17度目の最高峰王座獲得へ、どんな手を仕掛けるのか。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。












