東京・高田馬場の路上で11日午前10時ごろ、20代女性が刃物で刺され、病院に搬送されたものの死亡が確認された。近くいた40代の男が警視庁に殺人未遂容疑で現行犯逮捕。被害者は女性配信者だといい、生放送しながら歩いているところを男に襲撃されたとみられている。
 
 現場はJR高田馬場駅に近く、語学学校があるなど人通りの多い路地。近隣住民によると、「助けて!」と女性の尋常ではない悲鳴が聞こえたという。目撃した女性は「女性と男性が向かい合っているような形で、男性が女性を殴っているように見えました」と振り返った。別の目撃者によると、男が両手で殴っているようにも見えたという。

 この後、男は奇妙な行動に出ている。「女性が倒れると男性はスマホで女性を撮影し出したんです。気味が悪かったです」(前出の女性)。犯行直後に駆けつけた近所の自営業男性も見ていた。「交通事故かなと思って行ったら女性が倒れていた。首から上が血まみれで道路にも血が流れていた。女性のそばに男性がいたから『警察に電話してもらえましたよね』って聞いたら無言でした。後から声をかけた相手が犯人だと知ったけど、犯人にしては興奮もしていないし無表情だった。女性のそばから離れないでスマホで女性の顔をアップで撮影していたから気持ち悪かった」と話した。警察が駆けつけると、男は抵抗することもなくあっさり逮捕されたという。

 女性は顔や胸など上半身に複数の刺し傷があった。現場からは刃渡り約13センチの刃物が見つかり、男のリュックサックから別の刃物も見つかっている。男は「殺そうとは思っていなかった」と供述している。