F1レーシングブルズの角田裕毅(24)が、今季開幕が迫る中で〝弱音〟を吐露した。

 角田は昨季、たびたび強烈なパフォーマンスを見せて周囲の評価が急上昇。今季もさらなる飛躍に期待が高まるが、レーシングブルズのマシンは思うように仕上がっていないのが実情のようだ。

 英モータースポーツ専門誌「モータースポーツウイーク」は「角田裕毅…2025年、レーシングブルズはF1のライバルたちに比べて弱い立場に」と題して、今季は他チームと比べて戦闘力が劣っていると厳しく指摘した。

 レーシングブルズは昨季の前半戦こそ好調だったが、中盤に行ったアップデートが不発で、ライバルに大きく遅れを取る形に。終盤は盛り返しつつあったが、悪い流れのままシーズンを終え、開発競争が本格化するオフシーズンもライバルと比べてマシンを進化させることができなかったようだ。

「角田は前モデルより改良されていると確信している一方で、25年の開幕時は競合の車に比べて、競争力が劣るだろうと認めている」と、同誌は角田も今季マシンの戦闘力が低いと感じていることを伝えた。

 角田は同誌などに対して「昨年のシーズン前半ほど完璧なパフォーマンスを発揮できるとは思わない」とチームの現状について本音を吐露。さらに「だから、トップ10と戦うのは少し難しくなると思うし、ポイントを獲得するのは非常に厳しいだろう。少しは前進したが、今のところ我々が望んでいるものに比べれば十分ではない」と弱音を連発した。

 同誌は2月末の合同テストで、レーシングブルズのマシンの不調が目立ったと分析。「3番目に多い周回(454)を記録したにもかかわらず、テスト中にブレーキに初期トラブルが発生し、角田はガレージでしばらく作業を余儀なくされた」とトラブルに見舞われ、開幕直前の段階で大きな不安を残していると強調した。

 レッドブルグループは昨季、RBのダニエル・リカルドをシーズン中に、レッドブルのセルジオ・ペレスをシーズン終了後に電撃解雇するなど、不振なら容赦なくクビを切ることで知られる。角田も今季開幕直後に結果を出せなければ、すぐに進退問題に発展する可能性もありそうだ。