罪深いバタースイーツ専門店「バターステイツby銀のぶどう」が26日、ジェイアール名古屋タカシマヤ内にオープンした。首都圏以外では初の常設店となるが、なぜ大阪や神奈川ではなく名古屋なのか。

 同ブランドを運営する株式会社グレープストーンの企画開発本部ブランドコミュニケーション部の山中菜々子さんは、その理由についてこう語る。

「過去、バレンタインの時期にタカシマヤさんの『アムール・デュ・ショコラ』に参加して、名古屋のお客さまの圧倒的なスイーツ愛に驚きました。熱量が他の催事とは全然違います。新しいものをキャッチするというか、流行の最先端を見ている。だから初めて首都圏を離れるなら、名古屋だと考えていました」

 期待に応えるべく商品も新たに開発した。定番の「バターステイツクッキー」はもちろん、名古屋地区先行販売の生菓子「バタースコッチサンド」や地区限定の「あんバターホイップサンド」を投入。読みは当たり、初日から100人以上が並び、完売する商品も出た。

名古屋限定販売「あんバターホイップサンド」
名古屋限定販売「あんバターホイップサンド」

 ジェイアール名古屋タカシマヤといえば、前出「アムール・デュ・ショコラ」がつとに有名。今や日本一のバレンタインイベントとして知られる。今年の売り上げは3月に発表されるが、過去最高だった昨年の41億円を超えたことがわかっている。豊臣秀吉の側近に千利休がいたように、中部圏には「茶の湯」を楽しむ文化が根付いているという。名古屋のスイーツ愛はその時代から育まれてきたのかもしれない。