〝マッチョ航海士〟の新星出現だ。ゴールドジム主催のマッスルゲート川崎大会(16日、神奈川・カルッツかわさき)メンズフィジーク168センチ以下級の一般と新人の部で、伴裕音(30)がともに優勝して2冠を果たした。
伴は大学時代に筋トレを始め、ボディビルサークルに在籍していた。その後ブランクがあったが、2年前にトレーニングを再開し、筋トレ歴はトータルで約4年だ。初出場で2冠に輝き「まだ信じられないというか。自分のやってきた準備が結果につながってうれしい」と充実の表情を浮かべた。
審査では、逆三角形に仕上がった圧巻の体つきを披露。「自分の強みは肩とか背中の広がりだと思っている。今回フィジークに出ることを決めていたので、強みを伸ばしていけるようなトレーニングを心がけた」と躍進の要因を明かした。
そして、注目すべきはその職業だ。普段は海外航路の航海士として勤務しており、最長で半年間も船の上で生活することがあるという。
船内での筋トレはどういったものなのか。「一応、ジムと呼ばれている施設はあるけど、設備はそんなに充実していなくて、自分でダンベルを買ってやったりしている。船が揺れたらトレーニングができないとか、ハンディキャップはある。明日、あさっての気象を調べて、揺れそうだと思ったら今日はスクワットをやっておくみたいな。明日は揺れてもできるような部位をやろうという感じ」と明かす。過酷な環境の中で、日々工夫しながら肉体を鍛え上げているのだ。
現在の休暇期間を経て陸上勤務に切り替わるといい、これからは筋トレにより専念できる環境が整いそうだ。今後に向けて「全国レベルの大会で戦えるような体をつくっていきたい」とさらなる活躍を誓った。













