歌舞伎俳優の中村勘九郎(43)と新日本プロレスの小島聡(54)が16日に〝緊急合体〟を果たした。

 東京・歌舞伎座では現在、松竹創業百三十周年「猿若祭二月大歌舞伎」を昼夜二部制で開催中。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公でもある蔦屋重三郎を勘九郎が演じる「きらら浮世伝」が上演されている。

 大のプロレスファンとして知られる勘九郎は劇中で中村隼人扮する喜多川歌麿を相手にプロレスの場面を展開。さらには小島の決めセリフである「いっちゃうぞ、バカヤロー!」も歌舞伎座に響き渡らせ話題を呼んでいる。

 プロレスのシーンには勘九郎のこだわりが詰め込まれており「結構盛りだくさんで、最初延髄蹴りをしてからのジーンブラスター(辻陽太の必殺技)止められて、ダブルクロス(成田蓮の必殺技)で最初はノックアウトするっていう。で、次がチョップの応酬からのラリアートなんです。で、最後がコブラツイスト。結構入ってるんです」と、最新の新日本マット事情を反映した技を駆使。小島も「こんな詳しいと思いませんでした。すぐにプロレスラーデビューしていただいていいくらい完璧な流れです」と太鼓判を押した。

 勘九郎は新日本プロレス1月4、5日東京ドーム2連戦も会場で生観戦したという。「プロレスと歌舞伎って共通している部分があって、それですごく心ひかれてるんですね。1・4で(中村)獅童さんがスペシャルパフォーマーで出てきた時はものすごく嫉妬しました。花道横で見てたんですけど、うわあ、いいなあって。いつかやりたいです」と興奮気味に回想しつつ将来的な〝新日本参戦〟を熱望した。

 勘九郎のプロレス愛に胸を打たれた小島も「こんな大きなところで私の普段のパフォーマンスを見させていただいて恐縮でうれしくて、全身の毛穴が開くくらい興奮しています。34年プロレスラーをやってるんですけど一番うれしかったくらい感激してます」と笑顔。初対面ながらフォトセッションでは勘九郎のチョップを受けるポーズを取るなど、意気投合していた。