ネッシー研究の第一人者が湖面に浮かぶ「背中のこぶ」の真相を突き止めたかもしれない。英紙デーリー・スターが28日、報じた。

 ネス湖で〝ネッシー〟の目撃として多いのは、湖面から突き出した〝鎌首〟のようなものと、湖面でゆらめく〝背中のこぶ〟のようなものだ。

「ネス湖探検研究グループ」創設者でネッシー研究家アラン・マッケナ氏は、人々が〝こぶ〟を見たと報告しているものが、自然現象で説明できるかもしれないとして、「〝大きな波〟にすぎないかもしれません」と指摘した。

 マッケナ氏は「定常波は、全く同じ周波数と振幅を持つ2隻の船の航跡が湖面上を反対方向に動いている時に発生します。2隻の船の航跡が最終的に出会い、互いに干渉すると、定常波が発生する可能性があります。そして、その波が〝こぶ〟と誤認される可能性があります」と主張した。

 定常波とは、波長、周期、振幅、速さが同じで進行方向が互いに逆向きの2つの波が重なり合うことによってできる。波が進まず、その場に止まって揺れ動いているように見えるという。

 しかし、波の誤認は別として、マッケナ氏は、ネッシーの存在に関しては、偏見を持っていない。

「ネス湖に未知の動物がいるとしたら、彼らはわれわれが知っているルールに従って行動していないことは確かです。長さ23マイル、深さ約750フィートの冷たく暗い水域は、臆病な動物にとって完璧な生息地です。水面下200フィートの潜水艦の横を泳いでいても、目の前に潜水艦があることに気づかないほど暗いのです」

 マッケナ氏はビリーバーではなく、冷静にネッシーを研究している。ネットでネッシーの写真が出回ると、「この景色はネス湖ではない」と真偽を判定するなど、ニセモノやイタズラを排除しようとしている。ネス湖センターが毎年開催しているネッシー捜索イベント「クエスト」で、熱心にネッシーを捜している。今年のクエストでは、10秒間の謎のノイズの録音に成功した。