ゴジラが1日限りの復活を遂げた。巨人の宮崎キャンプで臨時コーチを務めている松井秀喜氏(39)が9日、フリー打撃を行い、22スイングで5本の柵越えを披露。現役時代と変わらぬパワフルな打撃を見せつけ、後輩選手やファンの度肝を抜いた。一方で、指導者として第2の人生を歩み始めた松井氏の“肉体改造プラン”の詳細が判明。ナゼかプロレスラー体形を目指そうとしているという。その真意は――。
ど迫力の豪快アーチは健在だった。打撃投手を務めた阿部に対する4スイング目。松井氏がバットを振り切ると、ラインドライブのかかった打球は右翼席中段へ吸い込まれた。地鳴りにも似た拍手と大歓声が湧き起こると、現役時代には見られなかった派手なガッツポーズまで披露。グラウンドで見守っていた原監督ら一軍スタッフ、そして後輩選手たちも思わず感嘆の声を上げた。
これだけでゴジラ劇場は終わらない。その後も右翼席へ「ガーン」という衝撃音とともに白球を叩き込んだ。終わってみれば22スイングで“5本塁打”。客席からは「まだまだできるぞ!」「引退撤回してくれ!」といった復帰コールが続々と湧き起こり、松井氏もグラウンド上で桃井球団社長に笑みを浮かべながら「契約! 契約!」とジョークを口にした。
「監督が若い選手たちに見せてほしいということで、今日は暖かかったのでちょっと打ちました。今日の自分の打撃に何かヒントがあるかは分からないけど、何かあることを祈るだけ。内を強く、センターから右方向を意識して打ちましたね。桃井社長へ言ったこと? 冗談に決まっているでしょう」
穏やかな表情で自身の打撃を振り返った松井氏に、チームの面々からは称賛の嵐が起こった。原監督が目を丸くしながら「打球においても現役時代をほうふつとさせるような素晴らしい当たりがあった」と評し、坂本は「力強い打球を打てるように、もっと練習しないといけないと思いました」と衝撃を受けた様子。ゴジラコーチの華麗で力強い実技は、後輩たちの脳裏にもしっかり焼きついたようだ。
パワフルな打撃で健在ぶりを見せつけ「現役復帰コール」も起こりつつある松井氏だが、どうしても選手時代のように戻らないものもある。それは体形だ。「現役時代より10キロ弱ぐらい太っているのではないか」とも言われるように、確かに全盛期と比較すると現在の松井氏の腹回りは少々ポッコリとしている。しかし、球団関係者によれば「本人は全く気にしていない」という。
「松井氏は現役を辞めたとはいえ、トレーニングはコンスタントに続けていた。ただ現役時代のようなシャープな体形に戻るのは、どう頑張っても難しい。だから本人はむしろ、今後は指導者として周囲に威厳や、威圧感を見せられるようなガッチリとした体形になりたいようだ。筋骨隆々のプロレスラーのような体形が理想みたい」(同関係者)
周囲と見比べても、松井氏の体は今でも十分大きい。しかし、さらに指導者バージョンでプロレスラーばりに巨大化するとなれば…。今後の松井氏の体の“モデルチェンジ”にも注目すべきかもしれない。












