11月の米大統領選を間近にして、トランプ前大統領が三度、暗殺騒動に巻き込まれた。米カリフォルニア州リバーサイド郡の保安官事務所は13日、トランプ氏が前日に開いた集会場付近で、散弾銃や拳銃、大量の弾倉を車内に積んでいた男を逮捕したと発表した。
武器所持の疑いで逮捕されたのは、ベム・ミラー容疑者(49)。米複数メディアによると偽造した記者証で集会場に入場しようとしたところを検問所で止められ、車内から銃のほかに複数の偽造した旅券や運転免許証などが見つかった。車のナンバープレートも手作りのもので、即座に武器所持の疑いで逮捕された。
リバーサイド郡のチャド・ビアンコ保安官は「3度目の暗殺未遂を阻止できた」と胸を張ったが、FBIやシークレットサービスは危険性はなかったとの見解を示している。
かつてネバダ州に在住していたという男はカリフォルニア州の銃刀法について知識がなかったと話し、「一度も銃を撃ったことがない」とあくまで護身用で所持していたという。すでに5000ドル(約73万円)を支払い、釈放された。メディアに対し、共和党やトランプ氏支持者とも話しており、偽造とされた旅券や免許証も本物と冤罪を主張。極右団体のメンバーと報じられたことにも真っ向から反論している。
トランプ氏を巡っては、7月にペンシルバニア州での演説中に20歳の男にライフルで狙撃され、耳を負傷。9月にはフロリダ州でゴルフをプレーしていたところ、ライフルを持った58歳の男がコース近くの茂みに潜んでおり、あわやのところだった。
中東情勢の緊迫化で、トランプ氏はイランから命を狙われているとの情報もあり、バイデン大統領と同等になる軍用機や軍車両の使用を要請している最中に〝3度目の暗殺未遂劇〟が起き、今後も身の安全が懸念されている。












