俳優の高知東生(59)が18日、都内で行われた「公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会『10周年記念フォーラム』」に橋爪遼(37)らとともに出席した。

 高知は同法人が製作し、6月29日から公開する映画「アディクトを待ちながら」に出演。自身と同じ罪状である、覚せい剤取締法と大麻取締法違反の疑いで逮捕される大物ミュージシャン・大和涼を演じる。

 主演である高知の台本は真っ白。セリフのほとんどが高知の経験と思いを乗せた即興芝居だという。「仲間とつながって一年一年、自分自身のゆがんだ認知からいろんなことに気付いて、成長していった上での真っ白なページ。逮捕からどこまで回復していけるかってところに、俺のメッセージがそのまま伝われば」と作品に込めた思いを明かした。

 逮捕当初は再び表現活動をするとは思っていなかったが、同法人の田中紀子代表理事との出会いが再起に向かわせた。「今でも自分たちはしでかしてしまった側。一生懸命悪い方向に行かずに人生かけて芝居の勉強している人がいっぱいいる中で、俺はしくじった。それを認めないといけないと思う」と受け止めた上で「こうしたチャンスをいただいて、少しでもエンタメで『依存症は回復できる病気なんだ』『一人じゃないぞ』って表現者として伝えることができれば」と意気込みを語り「ありがたい役割と責任をもらった」と笑顔を見せた。