女子プロレス「スターダム」を3月31日で退団する林下詩美(25)が、上谷沙弥(27)とのタッグ「アフロディーテ」に終止符を打った。

 2人が保持するゴッデス王座のV2戦(30日、仙台PIT)では鈴季すず&星来芽依と激突。

 試合前に「アフロディーテの最後が負けなんて嫌だから、しっかり防衛をして返上したい」と語っていた詩美は試合で躍動。鈴季にコウモリ吊り落としからのトーチャーラックボムを決めるなど、得意技を連発し仕留めにかかる。さらにハイジャックボムでトドメを刺そうとしたところで鈴季に避けられ、星来との合体コードブレイカーを受けると、流れを許してしまう。

星来芽依(右)、鈴季すず(左)の合体攻撃を食らう詩美
星来芽依(右)、鈴季すず(左)の合体攻撃を食らう詩美

 17分過ぎ、アシストに入った上谷が星来のプランチャを浴び場外に追いやられると、鈴季の強烈な蹴りを側頭部に受けた詩美は意識もうろうに。最後は詩美が敵軍の合体ジャーマンをくらい、3カウントを献上した。

 試合後、ボロボロの詩美は「負けちゃった。ベルトを守って、返上がアフロディーテの最後だと思っていたんだけど…。逆に最後の最後、しっかり決めきれないところがアフロディーテなのかもしれないって思ったわ。ごめんな」と謝罪すると、パートナーの上谷から「いえ。詩美さんと一緒にたくさんの夢が見れて本当に幸せでした」と涙ながらに別れを惜しまれた。

 上谷を2020年2月のクイーンズ・クエスト加入当初から妹分としてかわいがり、行動をともにしてきた。詩美も目に涙を浮かべながら「上谷は練習生のころ『すぐ辞めるんだろうな』って思ってたけど、今は隣に立ってめっちゃ支えてくれて、アフロディーテとしても、林下詩美個人としてもすごい大事な存在だよ。ありがとう」と感謝を述べ、「最後防衛できなかったけど、私たちがこのリングで最強のタッグだったことは変わりねえから。道は変わっちゃうけど、上谷のことはこれからもずっと見てるから。ありがとう」と熱い抱擁を交わした。

 最後に上谷から「自分もさらに大きくなって、また次やる時は詩美さんをもっと脅かす存在になってるので、そこは覚悟しといてください」と宣戦布告された詩美は「楽しみにしてるよ。ありがとう。最後まで」と肩を抱き寄せた。