森保ジャパンはアジアの厳しい戦いを勝ち抜けるのか。日本代表は21日に行われた2026年北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮戦で、1―0と勝ち、26日のアウェーでの同戦は中止に。現時点で日本の不戦勝が濃厚で、確定した時点で最終予選への進出が決まる。W杯8大会連続出場へいよいよ佳境を迎える中、元日本代表MF前園真聖氏(50=本紙評論家)は険しい道のりになると警鐘を鳴らした。

 日本は北朝鮮戦で前半2分にMF田中碧(デュッセルドルフ)のゴールで幸先よく先制したものの、後半は相手のロングボール戦術などに苦しめられて辛勝だった。

 前園氏は「2点目を決めきれなかったので最後まで難しい試合になりましたが、勝ち点3を取れたのはよかったです」とホームで勝ち点3を死守したことを強調。アジアカップで露呈したロングボールへの対応という〝弱点〟も「アジアカップの時は選手交代を含めて対応できませんでしたが、後ろ(DF)のセンターを3枚にして5バックにしたことで対応し、森保(一)監督がすぐに手を打ちました。そこの交代カード、戦術は課題を割り切ってやって、結果につながってよかったと思います」と試合中に対応できた点を高く評価した。

 では、来るべき最終予選はどんな戦いが予想されるのか。北中米W杯ではアジアの出場枠が4・5から8・5へ大幅に増加し、日本の8大会連続出場は確実とのムードがかねてある。

 だが、前園氏は「8・5枠になったとはいえ、アジアカップを見ても、ベスト16に入っているチームと対戦することになります。そうなると楽観視はできません」と油断は禁物と指摘。「中東のレベルは上がっていますし、東南アジアも戦い方次第では上回ってきますし、ウズベキスタンなども考えると、難しい試合になると思います」とアジア全体が急激にレベルアップしており、森保ジャパンはアジアカップで8強止まりだった現状も踏まえると「8・5」の枠はギリギリの戦いになると警鐘を鳴らす。

 各国がロングボールなどの日本対策を徹底することが予想され「どこのチームも対日本でやってきます。日本のウイークポイントはもう分かっているので、当然どこのチームも分析しています」と警戒。「ホームで絶対に落としてはいけないし、中東アウェーはこの前みたいに難しくなります。厳しい試合が最終予選は続くと思います」

 森保ジャパンはアジアの包囲網を打ち破れるか。