シュートボクシングの〝絶対女王〟は再び輝きを取り戻せるのか。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9」(23日、神戸ワールド記念ホール)でシン・ユリ(29=韓国)と対戦するRENA(32)が本紙のインタビューに応じ、再起にかける思いを語った。タイのメガジム「タイガームエタイ」でのファイトキャンプで手応えをつかみ、昨年4月に敗れたクレア・ロペス(フランス)戦以来となる11か月ぶりの復帰戦でKO勝利を目指す。

 ――対戦相手の印象は

 RENA 高身長(168センチ)で前に来る力が強い選手だなっていう感じです。キム・スーチョル選手みたいな戦い方をしてくると思う。だから多分、私とかみ合うんじゃないかなと思います。

 ――最近はなかなか打ち合える試合がなかった

 RENA そうですね。どっちかというとそれを避けられることの方が…(苦笑い)。でも、今回はそれをできるんじゃないかなって、ちょっと期待しています。

 ――となれば早期のKO決着も…

 RENA 倒すイメージは2~3パターンは頭の中にあるので、それがハマるように持っていくだけだなって思います。でも、楽しかったら2~3ラウンド(R)いきたいとも思うので、自分の感覚で楽しみたいです。むしろかみ合ったら長くやりたいくらいですね。

 ――タイでの練習に手応えを感じている

 RENA そうですね。世界中のプロ選手が集まる日本にない環境というか。アジアだけじゃなくて、カザフスタンとかロシア圏内の選手も多かったです。みんな強くなりたくて来ているから志が高いじゃないですか。そうなるといい練習ができます。

 ――設備も最先端だそうだが

 RENA 1つのジムで全部できるんですよね。フィジカルからムエタイからボクシング、MMA(総合格闘技)、レスリングって。選手もレスリングベース、ボクシングベース、柔道ベースと全タイプいるので。あまりにいい環境だから本当は2週間の予定だったんですけど、2週間延長して丸1か月いました。

 ――そんなに気に入ったとは

 RENA 友達もできたんですよ。カザフスタン人とか、ウクライナ人とか、タイとフランスのハーフの子とか。みんなにいろんなご飯屋さんとかサウナに連れていってもらったりで楽しかった。食べ物も合ったし、全然暮らしていけるなって思いました。

 ――充実しているからこその手応えがある

 RENA うん。自分の中で、まだこんなにできるんだ!みたいなことは感じたんですよ。だからこそ今回どれだけ動けるのか楽しみというか、ワクワク感はあります。それを試したいから2~3R戦ってもいいかなって思うんですよね。今まではずっと1Rで終わりたいと思っていたんで、こういう感覚は初めてです。だからこの試合が終わってみないと分からないものもあるというか。

 ――ちなみに同時期に同ジムで金原正徳と所英男も練習していたとか

 RENA いました。お互い、ヒーヒー言ってるのを笑いながら練習してましたよ(笑い)。金原さんは『おじさんにはきついよ~』とか『筋肉痛が取れないよ~』って言って、所さんはぐったりしながら持参した氷を頭に乗せてました。氷をジムに持ってきている選手は所さんだけでした。

 ――改めて意気込みを

 RENA 前回負けているから「今回負けたら引退じゃない?」って思う自分もいるし、でも楽しみな自分もいて。バランス的にはポジティブが9・5みたいなちょうどいい緊張感でできると思います。(試合を)楽しむ姿を見ていてください!