大相撲春場所初日(10日、大阪府立体育会館)、宮城野部屋の師匠代行を務める玉垣親方(59=元小結智乃花)が所属力士に訓示を行った。この日、部屋の朝稽古後に取材に応じ「今日から始まったので。気持ちで負けず、勝っても負けてもお客さんから『いい相撲だったよ』と言われるような相撲を取ってほしいと伝えた。(力士たちは)本当に真剣に聞いていました」と明かした。

 宮城野部屋を巡っては、元幕内北青鵬(22)が後輩力士に暴力を振るった責任を取って現役を引退。師匠の宮城野親方(38=元横綱白鵬)は「2階級降格」「報酬減額」の懲戒処分となり、今場所では玉垣親方が師匠代行を務めている。4月以降は伊勢ヶ浜一門が部屋を預かる方針。一門内では宮城野部屋を閉鎖し、所属力士たちは別の部屋へ分散して移籍する案も出ている。

 力士たちは今後へ不安を抱えながら春場所の土俵に上がる中、玉垣親方は「部屋としては、どんな形であろうと受け止めて、それに対して前に進んでいくだけなので。できるだけ力士たちは気にしないようにして、自分の相撲をしっかりと取り切ってほしいと思います」と気遣った。