WBO世界バンタム級タイトルマッチ(5月6日、東京ドーム)で、同級10位の武居由樹(27=大橋)が、〝秘策〟を持って王者ジェイソン・モロニー(33=オーストラリア)に挑む。

 武居は元K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者でボクシング転向後は8勝8KOの快進撃を続けているが、8日の会見で「スピードもテクニックも経験も自分より上だと思う」と王者を警戒。八重樫東トレーナーも「時期尚早と言われる中で、いろんな意見があるとは思う。不利予想、世界挑戦はそういうものだと思っている」と厳しい戦いを覚悟する。

 そこに突破口はあるのか。八重樫トレーナーは「一方的にポイントアウトされるか、武居が倒して勝つか。とがった一本槍で勝負。それが通じなかったら終わりですが…」と苦笑いする一方で「そう思うじゃないですか。隠し玉があるんです」とニヤリ。その上で「結局、最後は右フックを振ってくる。それにつなげる隠し玉」とヒントを口にした。

 舞台はボクシング興行では34年ぶりとなる東京ドーム。前回はジェームス・ダグラスがマイク・タイソン(ともに米国)に勝利する、史上最大といわれる番狂わせが起こった。時を経て武居は、ダグラスに続けるか。