〝真冬の祭典〟を目指す戦いが幕開けだ。カーリングの日本混合ダブルス選手権最終日(3日、長野・軽井沢アイスパーク)、決勝が行われ、SC軽井沢クラブの上野美優、山口剛史組が小野寺佳歩(フォルティウス)、前田拓海(ロコ・ソラーレ)組を10―5で下して初Vを果たした。上野は女子の4人制と合わせて2冠を達成。山口は藤沢五月(ロコ・ソラーレ)とのペアで2度優勝しており、3度目の頂点取りとなった。
2年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を見据える上で、SC軽井沢クラブが最高のスタートを切った。山口は「今季から五輪レースが始まっているので、五輪に出たいし、五輪でメダルを取りたい気持ちがすごく強い」との思いから、上野と昨年6月頃にペアを結成。「今の段階で上野選手だったら一投目はドローとか、僕だったら中盤でのテイクアウトとか(石に)くっつけるようなドローとか、それぞれの役割が見えてきたので、合宿のたびにそこは重点的に練習するようにしていた」と明かすように、限られた時間の中で準備を進めてきた。
この日は第1エンド(E)に2点を先制するも、第2Eに2点を許し、第3Eには1点をスチールされる苦しい展開。それでも、第4、5Eに2点ずつ追加して突き放す。第6Eに2点を返されたものの、第7Eに4点を奪って勝利を引き寄せた。上野は「最後まで集中して自分らしくやればいいかなと思っていたのが最終的に結果につながったなと思う」と笑みを浮かべた一方で「2冠できて少しうれしいなと思う部分と、やっぱり競技の面だったりとか、自分自身を振り返ると課題もたくさんあるし、もっと改善していかなければ世界で戦える選手にはなれない」と反省点を口にした。
今大会の結果を受け、世界選手権(4月、スウェーデン)の代表に内定した。山口は「まずは自分たちがつけてきた力をもう一段階上げて、どれだけ世界と戦えるかをやっていきたい」と気合十分。五輪出場に向けて、まずは世界の舞台で現在地を確かめる。












