国民民主党は26日に国会内で開いた会見で、元フリーアナウンサー・高橋茉莉氏の衆院東京15区補選(4月16日告示、28日投開票)における公認候補の取り消しを正式に発表した。

 同党は23日に高橋氏から聞き取り調査を行い、25日の持ち回りの役員会で公認取り消しを決めたという。

 浜野喜史選対委員長は「東京都連より、本人に聞き取り調査を行ったところ、本人が発言した過去の行為のなかに党として、看過できない法令違反に該当する可能性があったため、公認内定取消を行いたいとの申請があった」と説明した。

 公認内定の取消理由となった「看過できない法令違反に該当する行為」の説明が求められたが、本人のプライバシーを尊重して明かさなかった。

 一方、高橋氏は25日に自身の「X」で「国民民主党から『立候補を断念しろ』と言われ、涙を飲んで引き下がることにしました。理由はラウンジで働いていた過去があるからです」と投稿。その後、「一時期、生活保護を受け、お金に困っていた時期があります。ラウンジという夜のお店で一生懸命働きました。私のような過去や自身のセクシャリティー、生い立ちすべてを党に相談したうえで体調不良を理由に辞退しろと指示を受けました」と改めて投稿し、政界引退とSNSの休止を表明している。

 これに同党東京都連選対委員長の川合孝典氏は「職業を理由に候補者を断念しろといったことは一度もありません」と述べた。高橋氏がSNS上で「生活保護を受給しながら、ラウンジ勤務をしていたらというのは、事実と異なります」と記したことには「我われが聞き取りしている情報のなかでは出てきませんでした。ご本人が発信して何か問題が起こっているならば、それに対する説明責任はご本人だということになります」とした。

 高橋氏に対する公認内定取り消しをめぐっては「国民民主党は候補者の身体検査ができていない党なのか」と問われている。

 浜野氏は「ご批判を受けなければならないと思っています。反省をしたうえで、しっかりと審査をして(候補者を)擁立していくことはおっしゃる通りで、ご批判を受け止めて心がけていきたいと思っています」とコメントした。