日本相撲協会の英語圏向けユーチューブチャンネル「SUMO PRIME TIME」が、音羽山部屋を特集した。同部屋は昨年12月、元横綱鶴竜の音羽山親方(38)が陸奥部屋から独立して東京・墨田区内に開設。動画では朝稽古や、ちゃんこを囲む様子などが紹介された。

 音羽山親方は、インタビューで部屋を構えた心境を問われると「いろいろ大変だけど、22年ぶりにまた新弟子の気分になった感じです。親方としてのスタートですから。分からないこと、学ばなきゃいけないこと、勉強しなきゃいけないこと…たくさんあって。でも、すごく楽しみですね。いろんな部屋、親方衆の教え方を参考にしながら、やっていきたい」と意気込んだ。

 また、角界全体で新弟子が減少している現状についても言及。「アマチュアでタイトル持ってる子、活躍が目に見えてる子しか入ってきていない状況だと思う。タイトルを持っていなくても、相撲が好きで小さい時にやっている子たちが大相撲に入ってチャレンジしてみたいという気持ちになってほしい。自分がスカウトに行って思うことは、どうしても皆が強くなるわけじゃないから。万が一ダメになった時にどうなのかというのを、親の皆さんすごく心配される。そういうところをもう少しバックアップできればいいのかな」と改善点を指摘した。

 その後に、話題は弟子の指導論へ。音羽山親方は「ただ強くなればいいという問題ではないと思う。やっぱり人間として成長しないといけない。15、16歳で入ってきて、掃除も洗濯もできない、人とコミュニケーションも取れない子が、料理もつくれる、掃除洗濯もできて、人を立てること、人をサポートすること、人とコミュニケーションを取れる…いろんなことを覚えていきながら強くなっていかないといけない。ただただ強くなればいいやというのは、良くないのかなと僕は思う」と力説する。

 今後の部屋を支えていく弟子たちに向けては「(指導を)理解をできるようにちゃんと説明してあげたい。今の子は特に、事細かく説明をしてあげないと。お互いの信頼関係というのは、弟子と親方の一番大事なところだし、崩れちゃいけない」と熱く語った。