新日本プロレスの棚橋弘至(47)が10日、大阪市内でトークショーを行った。

 棚橋はビッグマッチ・11日大阪大会を翌日に控えたこの日のイベントに出席。昨年末に就任した社長業の話題になると「朝の10時に朝礼があって、僕にもひと言(順番が)来るんですけど、これが難しい。会社全体的の士気を上げないといけないので。1回目はいろいろ考えて言ったんですけど、僕、2回目何て言ったと思います? 『今日も頑張っていきましょう!』って。そこら辺はドラゴンイズムを継承してますから」と、早々に朝礼のネタが切れたことを自虐的に振り返った。

 レスラー業と社長業の両立は多忙を極め、現在のペースだと年間15日しか休日がない計算になるというが「完全に労働基準法違反なんだけど…代表取締役は適用外なんですよ。今僕は使い放題なんですけど、大丈夫です。疲れたことないので」と言い切った。

 大阪大会では1月末で退団したオカダ・カズチカとシングルマッチで激突する。2012年2月の大阪大会で当時のIWGPヘビー級王者・棚橋がオカダに敗れた番狂わせは「レインメーカーショック」と呼ばれ、その後も大一番で激突してきた両者の一騎打ちは2010年代のプロレス界を象徴する黄金カードだ。棚橋は「年齢的にも、お互いのレスラーの展望としても明日が最後になるんじゃないかなとはうすうす思ってますね」と感慨深げな表情を浮かべつつ「『レインメーカーショック』の主人公はオカダ・カズチカ。12年前にそれを食らったのは僕なので、12年前と同じ2月の大阪でやるのなら、僕のストーリーを始めさせてもらう」と腕をぶす。

 頂点に君臨し続けてきたオカダの退団は団体にとって大きなピンチと言える。それでも棚橋は「プロレス団体は不思議なもので、引退とかの代謝はあるけど、中邑(真輔)が抜けたり、オカダが抜けたりすると空いたポジションに『俺が入ってやる』と団体内の競争が激化するので。もちろんオカダの穴はデカいんだけど、誰がそこに入るのかで新日本プロレスも面白くなるし…もしかしたら俺が入っちゃう?」とうそぶき、オカダとの最後の一騎打ちへ闘志を燃やしていた。