まだまだ苦境は続くのか…。性加害疑惑で告訴された日本代表MF伊東純也(30=スタッド・ランス)は、〝シロ〟で完全決着するまで、代表招集は絶望的となりそうだ。伊東は「デイリー新潮」で性加害が報じられた後、相手を虚偽告訴容疑で逆告訴。今後の動向に注目が集まる中、渦中の伊東に対して代表のスポンサーからは厳しい目が向けられているという。
「デイリー新潮」によると、伊東は昨年6月の国際親善試合ペルー戦後に女性2人らと飲食をともにし、その後に大阪市内のホテルで女性の同意なく性行為に及んだとして刑事告訴された。カタールで開催されているアジアカップに日本代表の一員として参加中の1月31日に性加害疑惑を報じられると、日本サッカー協会は二転三転した末に最終的に2日にチームからの離脱を発表した。
一方で、伊東側の代理人を務める加藤博太郎弁護士は性加害はなかったとして、1日に虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理された。今後は多額の損害賠償請求を行う方針を示すなど騒動は泥沼化している。伊東は今後、所属するスタッド・ランスに戻る方針がフランスメディアなどで報じられており、試合への復帰も近いとの見方が出ている。ただ、代表への招集は当面の間は困難。その大きな理由がスポンサーだ。
大手広告代理店関係者は伊東が置かれた現状について「疑惑が出ている段階では〝推定無罪〟ということもあり、職業のサッカー自体を(伊東から)取り上げる判断までは、いきすぎの面もあるだろう」と指摘する。
過去にはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属していた元同代表FWメイソン・グリーンウッドが複数の犯罪容疑で逮捕され、プレーができなくなった例がある(後に不起訴となり復帰)。一方で、サウジアラビア1部アルナスルのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドや同アルヒラルのブラジル代表FWネイマールらも性加害で過去に告訴されているが、その間もプレーを続けた。
こうした例から、伊東もクラブ側が試合出場を許可する可能性が高い。ただ、代表でのプレーは事情が変わってくる。同関係者は「たとえ伊東選手がクラブでプレーできても、代表活動は話が別。日本代表は多くの大企業が巨額のスポンサー契約を結んでいる。昨今はコンプライアンスに厳しく、特に性加害については各企業が神経をとがらせている。真相がはっきりしない今の状況で、伊東選手が代表でプレーすることは企業イメージを大きく損なう恐れがあり、スポンサーは絶対に許さないのではないか」との見解を示した。
3日にテレビ朝日で放送されたアジアカップ準々決勝のイラン戦では、高視聴率が見込めるにもかかわらず「ACジャパン」の公共広告が流れる異例の対応が取られるなど、すでに影響は出始めている。
そうなると、今後は「完全に伊東選手の言い分が通る形で決着しない限り、代表でのプレーは難しい」(同関係者)。不起訴や女性側の告訴取り下げなど伊東の潔白が確定するまで、伊東の代表招集は絶望的と言えそうだ。












