日本代表の森保一監督(55)が、GK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)に対する差別的な発言に怒りを見せた。

 鈴木は森保ジャパンの守護神として開幕から2試合連続でフル出場しているが、計4失点と守備崩壊の〝戦犯〟としてネット上などで批判の的になってしまい、ついには本人が22日の練習後にSNS上で差別的な発言を受けていることを明かすなど、大きな騒動に発展している。

 23日にインドネシア戦(24日)に向けて公式会見に出席した森保監督は、海外メディアから鈴木の件について質問を受けると「あってはいけないことだと思う。人権を侵害することはあってはいけないことだと思っている。世界の多種多様な文化、人種、価値観などをお互いが相手のこと、みんなのことを尊重して共存共栄していくことが大切だと思う。フットボールの中で、フットボールという一つの競技で国と国がつながる、人と人がつながる、一つのフットボールという共通言語でいろんな価値観を認め、みんながつながれることを試合、活動を通していろんな方に伝えられればと思う」と語った。

 そして「我々の大切な選手である、日本の大切な選手である鈴木彩艶に人権侵害の言葉、差別的な言葉を向けられた人には断固として抗議したい。彩艶についてはストレスや傷ついている部分があれば、チームで全力でサポートして、彼が少しでも穏やかに生活して、思い切ってサッカーに集中する環境をつくってあげたい」と力説。差別発言を行った人物に対して怒りをあらわにし、抗議の意思を表明した。

 鈴木に対する中傷問題が一刻も早く収束することを願うばかりだ。