みんなでつくる党(旧政治家女子48党)のお家騒動で、斉藤健一郎参院議員が19日、大津綾香氏とのZoomでの対談動画を公開した。

 内紛騒動を巡っては、今月16日に総務省へ政党助成法に基づく政党の届け出が締め切りがあり、斉藤氏と大津氏の間で駆け引き争いが行われていた。公開された動画は10日に斉藤氏と大津氏のZoom会談で、録音が了承された上で、大津氏側から斉藤氏へ動画が提供される予定だったが、届かなかったことで、斉藤氏が保険で撮影したものが公開された。

 初っぱなから債権者への約10億円の返金を巡って、意見が対立。斉藤氏は〝債権者ファースト〟を訴えたが、大津氏は「債権者じゃない人は返さない。すべては返せるかどうかわからない」とのらりくらり。

 総務省への党所属サインを巡って、斉藤氏は自身に決裁権を持たせることなど、9つの条件を提示していたが、大津氏は「条件を付けられる覚えがない」とシャットアウト。「すべてスケルトンにする。さらした方がいい」という斉藤氏に対し、大津氏は「ちょっと意味が分からない。さらすとかさらさないとか常識から逸脱している」と取りつくシマもない。

 約10億円の借金返済を自身の責任で負うと約束する斉藤氏に対し、大津氏は「言ってる意味が分からない」と平行線をたどった。

 また、大津氏側は約8300万円(現在は約1・7億円)の政党助成金を使える状態にあり、斉藤氏は国会近くに借りた新たな事務所の家賃を問いただしたが、大津氏は「アナタに言われる筋合いはない」と回答することはなかった。
 
 その後も質問の回答を迫る斉藤氏に対し、大津氏は「すごいNHK党っぽいですね。そういうの嫌いなんです。債権者に払うなら私に従ってください。抜けたくないならサインしてください。立花さんからスラップ裁判を仕掛けられているんです」とブチギレ。

 最後は大津氏が「くだらない話をやめてもらっていいですか。あなたたちが使っている余計な経費と、私がやっていることを一緒にしないでください」と一方的にZoom会談を打ち切り、決裂した。

 この後、斉藤氏は苦渋の決断でサインに署名することを決断したものの、ボランティアスタッフが受け取りに現れたことで反発。総務省に書類に提出されることはなく、本年度の約3・3億円の政党交付金は支払われないことになった。