東京・江東区長選を巡り区議らに買収目的の資金を提供するなどしたとして東京地検特捜部は17日、公選法違反の疑いで柿沢未途衆院議員を起訴。柿沢被告は議員辞職の意向を示しているという。辞職となれば4月に補欠選挙となるが、すでに島根1区の補選が確定。裏金問題でも辞職する議員がいれば自民党は逆境の補選を複数抱えることになる。
柿沢被告は秘書4人と共謀して区議ら5人に計100万円を供与するなどした疑い。柿沢被告が支援した木村弥生前区長も在宅起訴となっている。
柿沢被告はすでに自民党を離党しているが、もし議員辞職するとなると4月に東京15区で補欠選挙が行われる。自民党の議員が起こした事件のせいで昨年12月に区長選が行われたばかりということで、逆風になるのは間違いない。
同じ日には細田博之前衆院議長の死去に伴う補選が島根1区で予定。自民党は元財務省の錦織功政氏を公認候補とした。弔い選挙となる一方で、細田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係やセクハラ疑惑について説明をしてこなかったこともあり簡単な選挙とはならなそう。
それだけではない。自民党安倍派の裏金問題を巡って立件が取り沙汰される、「頭悪いね」発言の谷川弥一衆院議員が、立件となれば議員辞職すると周囲に打ち明けているというのだ。
永田町関係者は「谷川氏が選ばれた選挙区は長崎3区で、ここの補選が一番厄介。衆院小選挙区の10増10減でなくなる選挙区なのです。谷川氏が辞めると、なくなることが決まっている旧長崎3区で補選をやることになる。『税金の無駄遣い』との批判が自民党に向くことが予想され勝負にならない」と指摘した。
区割り変更により旧長崎4区がなくなり、旧長崎3区は新2区と新3区に分割。次期衆院選で谷川氏は比例代表にまわる予定となっていた。対する立憲民主党は谷川氏に前回選挙で敗れ、比例復活していた山田勝彦衆院議員が「X」(旧ツイッター)で「私の気持ちは固まっています」と出馬に前向きな投稿をしている。
自民党にとって4月の補選は三重苦となる。もし3敗となれば岸田文雄首相の責任論になることは必至。春の嵐となりそうだ。












