夢の実現へ視界良好だ。大相撲初場所2日目(15日、東京・両国国技館)、自身初の綱とりに挑む大関霧島(27=陸奥)が、元大関の幕内高安(33=田子ノ浦)を退けて連勝発進。頭で当たってからいなして相手の体勢を崩すと、一気に前に出て押し出した。取組後は「勝ててうれしい。相手は立ち合いが強いので、思い切って負けないように当たっていくことしか考えてなかった」と振り返った。

 9日に国技館で行われた横綱審議委員会の稽古総見では、高安に3戦全敗。大事な初場所を目前に控える中で、まさかの結果に終わった。霧島は「稽古場で勝てなかった。悔しかったけど、場所で思いっきり当たっていこうと思っていた。目いっぱい次につながる相撲で、白星が一つつかめて良かったです」。本番では番付の違いを見せつけ、ホッとした表情を見せた。

 大関の原動力は、まな娘の存在だ。3歳の長女・アヤゴーちゃんは相撲が大好き。ただ、父にとって本場所開催中が大事な時期であることを認識しているという。霧島は「場所が始まれば、朝は(ヒザに)乗って起こしに来ない」と明かした。

霧島の九州場所優勝を喜ぶ愛娘・アヤゴーちゃん(2023年=代表撮影)
霧島の九州場所優勝を喜ぶ愛娘・アヤゴーちゃん(2023年=代表撮影)

 その娘の期待に応えるためにも「最近は、あまりお酒を飲まない。3歳だから飲みに行ってる場合じゃない」と今場所に〝全集中〟。「懸賞は子供にあげている」と親心をのぞかせた。

 愛する家族のためにも、今場所で横綱昇進を決めたいところだ。