新日本プロレス13日(日本時間14日)の米サンノゼ大会で、ジョン・モクスリー(38=AEW)が鷹木信悟(41)とのノーDQ戦を制した。次なる標的にIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)の名前を挙げ、4月12日(同13日)シカゴ大会でのシングルマッチが電撃決定。制御不能男に宣戦布告した狂犬の胸中は――。

 モクスリーは、白いタンクトップにジーンズの〝邪道スタイル〟で登場した鷹木と反則裁定なしのルールで激突。トレー、チェーン、ゴミ箱とあらゆる凶器が次々と登場した大乱戦は、両者が大流血する大荒れの展開となり、最後はイス上へのデスライダーで死闘に終止符を打った。

 試合後のリングではまさかの展開が待っていた。モクスリーは「ついに今、時が来た。2024年、たった1人の名前だけだ。俺の心に浮かぶレスラーの名は…内藤!」と、何と現IWGP世界王者に対戦を要求。シカゴ大会での対戦が発表されると、会場からは大歓声が巻き起こった。

5年前のG1で対戦しているモクスリー(右)と内藤(2019年)
5年前のG1で対戦しているモクスリー(右)と内藤(2019年)

 WWEとの契約が解除された2019年から新日本に参戦してきた。「5年前、俺は死亡宣告され埋葬された。そして墓からよみがえり、期待されるものへと次々と進んでいった」と振り返った狂犬は「もしプロレス界で絶対的な王者になりたいならば、世界に自分が何者であるのか、自分自身に何者であるか証明したいならば、それができる場所は新日本しかない!」と言い切った。

 日本のプロレス界で随一の人気を誇る内藤には、尊敬のまなざしを向ける。「4年間、やぶの中のオオカミのように待っていた。適切な時を待っていた。今がその時だ、内藤。俺は日本のファンを自分の家族のように愛している。だからファンをリスペクトする。お前についてネガティブなことは言わない」。

 その上で勝利には絶対の自信をのぞかせた。「内藤は、ただ間違った場所に間違ったタイミングでいる間違った男だ。登るべき山はあと一つだけ。時は来た」と不敵に言い放った。

 19年のG1クライマックス公式戦で、すでに内藤には勝利を収めている。そのため「登るべき山」が指すのはIWGP世界王座と見られるが、内藤は2月24日札幌大会でSANADAとのV1戦を控えている。シカゴ決戦は現段階で「スペシャルシングルマッチ」と発表されており、内藤がベルトを守り続ければ、王座戦への変更要求も考えられそうな気配。今後の展開から目が離せない。