【取材の裏側 現場ノート】11日に都内で開かれたフィギュアスケート女子の本田真凛(22=JAL)の引退会見に出席した記者は〝20歳のマリン〟が語っていた将来設計図をふと思い出した。
2016年世界ジュニア選手権で金メダルに輝くと、17年同大会では18年平昌五輪覇者のアリーナ・ザギトワ(ロシア)に次ぐ銀メダルを獲得。将来を有望視された一方で、シニア転向後は苦戦を強いられた。引退試合となった23年末の全日本選手権は最下位に終わるも、表情は晴れやか。「これまでの人生はどんな時を振り返ってもスケートがあった。幸せな競技生活だった」と感謝の言葉を口にした。
今後はプロスケーターを軸に、他分野にも挑戦していく方針。かつての単独インタビューでは「後悔のないように毎日を過ごしたいと思っている。何かしてみたいと思ったことを1回はやってみたい。パッと思ったことを行動に移せたら」と明かすなど、チャレンジ精神旺盛だ。昨年7月にはテレビ番組で韓国の女性5人組グループ「LE SSERAFIM(ル・セラフィム)」とのコラボダンスを披露。リンク外でも才能を発揮する姿が大きな話題となった。
第2の人生でも持ち前の〝アクティブ〟さで道を切り開く。男子で世界選手権2連覇中の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)との交際は順調だというが「例えば自分に家庭を持ったとしても、何かしていたいなと思う。それがどんな仕事であっても、今までずっと同じことを頑張ってきたので、専業主婦というのは違うかなって」と仕事への意欲も満々。広告代理店関係者からは「本田さんは韓国風のメイクをしているし、化粧品ブランドのイベントで起用できそう」との声も上がっており、活動の幅はこれまで以上に広がりそうだ。
そんな本田が明かす「理想の女性像」は「シワシワになるくらいずっと笑っていられたら。それが一番理想かもしれない」。ステージが変わっても、目指すべき姿は同じ。これからも持ち前の笑顔で周囲を魅了してくれることに期待したい。












