【デーブ氏の大みそか特番採点・NHK紅白編】

 昨年大みそかは「第74回NHK紅白歌合戦」など注目の番組が放送された。テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏は紅白を「サプライズもなくて空白歌合戦になっちゃった」と得意のダジャレで総括、採点した。 

【NHK 80点】紅白は「ボーダレス――超えてつながる大みそか―」をテーマに、有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーが司会を務めた。デーブ氏は「これといったサプライズもなくて空白歌合戦になっちゃった。気のせいかジャニーズが少なかったね」とシニカルに笑った。

 不在の旧ジャニーズ勢に代わって、「Stray Kids」「SEVENTEEN」「NewJeans」、「TWICE」の派生ユニット「MISAMO」などK―POP勢が特別企画も含めて多数出演した。「グループ名が分からなくてカタカナ用語辞典まで買っちゃった。お年寄りはミサモ(MISAMO)とシシャモの区別も付かないよ」とジョークを交えつつ「ボーダレスの意味が最後まで分からなかった」とボヤいた。

 司会の有吉弘行に対しては「ギャラ返せよ!」とツッコむ。

「やっぱり期待するじゃん。ギリギリのことを言うから面白いのに、それもない。カンペなんていらないんだよ。司会に『いかがでした?』なんて質問をさせたらダメだよ。『いかがでした?』って聞かれて(歌手も)どう答えるの? 安全運転をしたいなら有吉さんを起用する必要はない」とバッサリ。

「ある意味で気の毒。笑えることを言わせない環境にしたのはNHKのミス。司会の2人は女優だし有吉さんと面白くやりとりする相手がいなかった。つまり無人島にいたんだよ。僕も1人でダジャレを言うのはツライ(笑い)」と同情した。

 紅白の平均世帯視聴率は第2部(午後9時~11時45分)で31・9%と過去最低を記録した。同7時20分からの第1部も29・0%で初の30%割れとなった。それでもデーブ氏は「ユーチューブもネットフリックスもある。だからこの視聴率は合格。不満はありながらも楽しめた」とNHKを褒めた。

 最後には「照明が悪くてAdoの顔がよく見えなかったのが残念」と覆面アーティスト・Adoで渾身のボケを放った。「『これから出る』と告知したらAdo(アド)バルーンになるからね」と1人でダジャレを言い続けていた。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)