女子プロレス「スターダム」の年内最終興行となる29日の東京・両国国技館大会で、舞華が鈴季すず(21)との死闘を制し、ワールド王座を初戴冠した。
これまで4度挑戦し、手の届かなったベルト。ついに腰に巻いた舞華は叫んだ。「スターダムにはまだまだおもしれえヤツがいるから、一人ひとり私がぶっ倒していくぞ。2024年、私がスターダムを引っ張っていきます! 女帝時代の幕開けだ!」。新王者としての覚悟をにじませた。
この日の王座戦を迎えるまでに多くの試練があった。今年5月には盟友のひめかが現役を引退。シングルプレーヤーとして歩み始めたが、今夏のシングルリーグ戦「5★STAR GP」優勝決定戦で鈴季に敗れ、一時は引退も考えた。
だが、その後に同王座を保持していた中野たむが負傷欠場により王座を返上したことで再びチャンスを獲得。5★STAR覇者の鈴季と23年最終試合で対峙した。
闘志をむき出しにした両雄は場外で大暴れ。客席に投げ飛ばし合い、一進一退の攻防を繰り広げる。15分過ぎ、舞華の意地が炸裂した。得意のブレーンバスターを3連発決めると、ひめかが得意としていたランニングパワーボムで仕留めにかかる。最後はみちのくドライバーⅡを連続で3回繰り出し、リーグ戦の雪辱を果たした。
TAKAみちのくが立ち上げたJUST TAP OUTを退団し、20年1月にスターダムに入団。約4年の年月を経て団体最高峰王座を手にした舞華は「ドン底に落ちたところをみんなが支えてくれて、頑張れる原動力でした。今度は私がみんなの生きる活力になる。死にたいとか、ドン底に落ちてる人たちの頑張れる源に私がなる」と力強く宣言した。
バックステージでは、応援に来ていたひめかから「おめでとう。自分のことのようにうれしい。やっと報われてよかった。ベルト似合ってる」と祝福され、舞華は「私だけの力じゃないから」とひめかの肩にベルトをかけた。
フューチャー王座以来となるシングル王座獲得で女子プロ界の頂点に立った舞華が、業界盟主をけん引する。













