第100回の節目を迎える東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で王者奪還を誓う青学大の原晋監督(56)は、虎視眈々とテッペンを見据えている。
【箱根路の主役候補たち(2)】毎大会の恒例となっている作戦名に原監督が込めた思いは、至ってシンプルなものだった。
「負けてたまるか大作戦」
今季の青学大は出雲駅伝で5位、全日本大学駅伝でも2位。優勝したのはいずれも駒大だった。史上初の2季連続3冠に王手を懸けた王者は、箱根駅伝でも優勝候補の大本命として挙げられているが「やっぱり負けると面白くない」と勝負師の血が騒ぎ出した。
今季の駒大については「史上最強軍団だと認めざるを得ない」と強さを認めつつも、あくまで同じ大学生という認識。「今の箱根駅伝で優勝するためには、どの区間も重要。常にどの区間でも30秒以内でタスキをつないでいけば、何が起こるか分からない」とニヤリ。その上で「自分たちのメソッドの中でやるべきことを粛々と淡々と行って、予定通りのメンバーでスタートに立つ」とあくまで冷静沈着だ。
チームの強みは佐藤一世(4年)、太田蒼生、(3年)、黒田朝日(2年)と各世代に主力選手がいる点だ。「4年の佐藤一世は初めて1年間トレーニングを積めているので期待したい。3年の太田蒼生も過去2回、箱根では120%の力で走ったし、2年の黒田朝日は1区と6区以外は、どこを走っても区間賞レベルの選手」と力強く語った。
勝利のカギは攻めのレース展開だ。「駒大は前回の箱根駅伝4区から、出雲、全日本と21区間連続で先頭に立っている。挽回するのは非常に難しいので、往路から優勝し、先頭でレースをしたい」ときっぱり。何が起こるかわからないのが勝負の世界。〝緑のタスキ〟をトップで運ぶ準備はできている。












